2017年4月29日 (土)

トウサワトラノオ  Lysimachia candida

Dsc_68731絶滅危惧植物である。

現在の所、自生が確認されているのは

愛知県と栃木県だけである。

どちらの県でも

一度は絶滅したのだが

見事に復活した。

種子に休眠能力が備わっているようである。

花はサクラソウ科なので

なかなか見ごたえがある。

画像の株は(実際には何代目かの子孫だが)

私が愛知県で再発見し

我が家で系統保存しているものである。

発見したのは2002年の5月である。

だから、もうかれこれ15年ほど栽培していることになる。

当初は愛知県でしか自生が確認されていなかったので

先ず何本も標本にした。

小さなロゼット株を1株だけ家に持ち帰った。

Dsc_68711それが今や

我が家の庭中にはびこるほどに

増えているのである。

発見地でも健在ではあるが

長い年月にわたって保護するには

無理があるような場所なので

系統保存する義務があるような気がする。

管理の行き届く植物園か大学などで

引き取って欲しいと思っているのだが

なかなか良い所が思いつかない。

ロゼットでも種子でも

かなり増えるので

栽培は容易である。

どこかの植物園か研究機関で引き取ってくれる所が手をあげてくれれば

喜んで提供する。




2017年4月28日撮影 我が家での栽培品である。

2017年4月28日 (金)

ボタン  百花の王

Dsc_68621鹿児島から戻ったら

庭の牡丹が咲いていた。

芽出しの頃は

今年は2輪咲くかも

と思っていたのだが

つぼみはこの鉢ではひとつだけだった。

小さな鉢なので

昨年は葉芽だけで

花が咲かなかった。

今年1年ぶりの開花である。

この木は

芍薬の根に継がれたもので

春先には芍薬の芽も

株本から伸びはじめていた。

かなり太い芽だったので、花が咲くかも、とそのままにしておいた。

花茎が伸びてつぼみが見え始めた頃に、茎の途中を虫に喰われて

うなだれるように萎れてしまったので、結局根元から芽を掻き取った。

Dsc_68751夕方になると

花びらはこのように閉じる。

明日また晴天になると

花びらが開くのである。

百花の王と称されるだけに

花は大きく

誠に見事である。

久しぶりに花をつけてくれた

我が家の鉢植えの牡丹である。









撮影は2017年4月28日 我が家の庭で。




2017年4月17日 (月)

冬咲きのクレマチスだと思うけど

Dsc_66541カザグルマを這わせたくて

ルーフガーデンの外側のフェンスに

少し長い格子状の網を取り付けた。

ツル状の植物を色々と這わせようとの

目論見なのだが

その一角に、一昨年の12月に購入した小さな鉢を置いて

常緑の葉の一端をひっかけておいた

冬の寒風に葉は茶色に枯れたが

葉腋にはたくさんの花芽がついて

それが最近咲きはじめた。

何という名前だったかも覚えていない。

鉢はかなり小さなプラスチック製だったので

冬の間も水やりだけは欠かさなかった。

冬の鉢花として、行燈仕立てにされて売られていたものだが、はてさて、こんなに見事に再生できるとは、少し得した気がしている。

何本かが挿し木されて成り立っていた鉢なので、花が済んだら少し大きな鉢に

植え替えてやるつもりである。





撮影は2017年4月17日 我が家の庭で。

2017年4月16日 (日)

チョウジガマズミ

Dsc_66351九州から帰ったら

チョウジガマズミが満開になっていた

出掛ける時は

つぼみが膨らみかけていたが

アッと言う間に満開である。

昨日の時点で

すでに花が終わり

花期を終えつつあるものも

わずかに見られた。

春先に咲く花の多くが

本当にまたたく間に花開く

誰もが待ち望んでいた桜も

我がマンションの前の通りの並木は

すでに葉桜へと変わっている。

3日見ぬ間の桜かな、とは良く言ったもので

花の命は本当に短い。

Dsc_66271こうして記録しておかないと

我が家の庭の花と言えど

咲いたのを見ずに終わってしまうこともある。

家に帰ってくると

先ず庭の植物を一通り見て回るが

今の季節は

1日で変わるのである。

植え替えなければ、と

準備をしていた苗が

またたく間に伸びて

すでに時期を逸してしまったものもある。

ヒイラギソウなどは

すでにつぼみが見えてきた。

昨年も植え替えられなかったので、今年こそは、と思っていたのだが

なかなか思うようにならない。




2017年4月15日撮影。 だいぶ大きく育ってきた我が家のチョウジガマズミである。


2017年4月14日 (金)

花を食す

Img_20170410_1146261花を食べる文化は

日本に昔からある。

代表的なものは菊の花であろう。

また、八重桜を塩漬けにしたものなどは

お祝いの席に使われる。

最近ではエディブルフラワーとして

様々な種類の花が

使われるようになった。

多くは無農薬栽培で

味を楽しむというより

眼で楽しむことの方が

重要視されている気がする。

画像は髭さんの

朝食用サラダである。

これにイタリアンドレッシングを振りかけていただいた。

花はエディブルフラワーとしては代表的なナスターチュームである。

Dsc_63071冬の間中

ベランダでぽつぽつ咲き続いていた花が

このところ満開になった。

花には特に味はないが

葉や茎には

ピリッとした爽やかな辛味と

少しネバネバ感がある。

他の野菜とともに

彩り的な存在ではあるが

たまにはこんなサラダも

悪くない。





撮影は2017年4月10日 我が家のベランダのナスターチューム。




2017年4月 7日 (金)

加茂本阿弥(かもほんなみ)

Dsc_60411我が家に沢山ある椿の中で

唯一、私が一目惚れして

お金を出して購入した椿である。

加茂本阿弥という。

ヤブツバキ系の代表的な

白い椿である。

コロッと丸いつぼみは

特に茶の湯の席で

好んで活けられる。

つぼみの時に

柱頭が飛び出してくるという

何よりの特徴を持っている。

新聞の取材で

ある椿苑を訪れた。頼まれた品種を撮影するためだが

そこで出会ったこの椿に、一目惚れしてしまったのである。

本業の撮影終了後に、この椿を譲ってもらったのである。

Dsc_62761我が家はマンションの屋上なので

地面がない。

すべて鉢植えで育てなければならない。

それゆえ

あまり大きくは育てられない。

特に木の類は

ある程度大きくなると

先端を切って

せいぜい1~2メートルの高さに

制限している。

あまりつぼみを沢山つけると

樹勢も弱るので

1本の木につけるつぼみの数は

10個程度にコントロールしている。

最初の画像が今年最初に咲いた1輪

下の画像が今日の撮影である。

撮影は2017年4月7日 我が家のベランダで。


庭中スミレだらけ

Dsc_61751鉢でスミレを栽培している

いいえ

これは勝手に

スミレが入ってきたものなのです。

お気に入りのスミレなので

毎年、毎年

少しばかり甘やかしかも知れません。










Dsc_61731_2こんな鉢が

庭中にゴロゴロ

あります。

花が咲くと

それなりに可愛らしいので

ついついむしり取るのを

ためらってしまうのです。













ところが、あまりの繁殖力に最近ちと困った問題が

それが下の画像です。



Dsc_60551この群落

じつは我が家の庭ではありません

我が家の庭から

種子が弾き飛んだのか

それとも蟻が種子を運んだのか

我がマンションの1階の

サツキの下にはびこってしまいました。

この画像はごく一部分なのですが

実際はちょっとした群落。こっそりとスミレを掘り取った穴を見つけて

ショックを受けています。マンションの住人ならまだ良いのですが。

盗られたことが問題なのではありません。

このスミレが野生のスミレだから問題なのです。

このスミレは伊豆七島などに生育するシチトウスミレの白花なのです。

伊豆大島で見つけた株を我が家で栽培して、それが異常に増えてしまったのです。

園芸種ならエスケープとすぐにわかるのですが、野生のスミレとなると

野に逃げ出すと問題なのです。マンションの敷地内なら問題はないのですが

近くの川の土手に逃げ出さないか、ハラハラドキドキしています。

2017年4月5日 我が家とマンションの敷地内で。

2017年4月 5日 (水)

特別な椿  ヤブツバキの変異

Dsc_61851先ずこの花の色を見てほしい。

ヤブツバキなのだが

なんとも言えない魅力的な赤である。

ヤブツバキの花の色は赤だが

それぞれに個性があって

様々な色のバリエーションがある。

前にも書いた友人の園芸業者は

ヤブツバキ専門に栽培しているが

実生の中から出た赤いヤブツバキでも

特に色の濃い優れたものは

変わり種とともにはねておく。

中には黒に近い真紅の物などもある。

画像のツバキは花は小輪で受け咲き

花期もやや遅く、今頃に満開となる。

ビロードの質感を伴うような見事な赤である。

Dsc_60331一方こちらはやや大輪

花の色は同じく

鮮やかな赤である。

私は特別の赤と呼んでいる。

4月ともなると

色々な花が咲きだしてくるので

ツバキの存在はやや薄くなるが

優れたものは

案外今頃に最盛期を

迎えるのかも知れない。

我が家の椿も

今頃咲いているものの多くは

やはり一風変わったものばかりである。

派手な花は好きではないのだが、これは珍しいから持って行け、と

業者に薦められて、今ひとつ乗り気ではなかったがいただいてきた椿もある。

Dsc_60341


Dsc_60351ご覧のような八重咲きのヤブツバキである

こういった変わり種から

様々な園芸品種が作られていった。

シンプルなものが好きな人もいれば

よりゴージャスな花を求める人もいる。

園芸文化というのは

そうしてより広い世界へと

拡がっていったのである。










撮影は2017年4月5日

我が家の鉢植えのヤブツバキの一部である。





2017年4月 1日 (土)

ブーゲンビレア

Dsc_60431温室がない我が家では

南方系の植物は

冬にはすべて家の中に持ち込む。

幸いに陽当りがすごく良いので

冬の間でも

エアコンの暖房は

ほとんど入れることはない。

特にブーゲンビレアやハイビスカスや

ヤシ類やラン類など、大事にしている物は窓辺にズラリと並べるのだが

スペースが限られているので、なるべくコンパクトにして持ち込む。

ブーゲンビレアはほぼ丸坊主状態に刈り込んで、なるべく面積を少なくする。

Dsc_60441だが、11月の末頃に持ち込むと

冬の間にも結構芽をふいて

陽当りの良い窓辺を目指して

どんどんと伸びてゆく。

光りを求めて伸びるのは

植物の常である。

なんでこんなに伸びるの、と思うほど

ひょろひょろと伸びてゆく

言わばモヤシ状態で

窓ガラスに到達したものは

まるでガラスを這っている。

そして、今頃になると

花が咲きはじめるのである。

夏の間のように花はビッシリとつかないのは、モヤシ状に伸びたので

花のつく節間がまばらになるためと思われる。

昨年の取り込み時に、バッサバッサと切った枝を挿し木にして

ベランダに置き、スーパーのレジ袋をかぶせただけの鉢でも、何本かは生きていて

すでに新芽が見えている。

来年はマングローブやヤエヤマオオタニワタリのように、ベランダの軒下に置いても

ブーゲンビレアは冬を越せそうなので、こんなに大事にしなくても良いかも知れない。

時は4月、天気の良い日を選んで、そろそろ外に出す日が近い。





撮影は2017年4月1日 我が家の窓辺で咲きだしているブーゲンビレア。

2017年3月31日 (金)

ゲンカイツツジ

Dsc_59031ゲンカイツツジの標準品である。

普通はこのような

赤紫色の花が咲く。

前に白花をお見せしたが

白花は自然界では

極めて稀で

よほど運が良くないと

見られない。

枯れ山のように見える山肌に点々と

まるで明かりが灯ったように咲くのがゲンカイツツジなのである。

Dsc_59241我が家では

1鉢だけ

画像のような

白花との抱き合わせの鉢がある。

まだ実生からの若い苗木の時

2本がからみつくように育っていたものを

そのまま鉢植えにして

別々に分けないうちに

木がどんどんと大きくなって

今では根元が

合体してしまったのである。

画像では根元がよく見えないが

樹齢は25年ほど経っているので

根元はかなりの太さがある。

一度だけ鉢替えをしたままで、ずっと育てている。

Dsc_59261これはまた別の鉢だが

平均的というか

ゲンカイツツジの白花は

赤紫色の花と同じような

ふっくらとした花びらなのだが

いくつかある白花のうち

極端に花びらの小さい白花がある。

苗をいただいてきた

対馬のK先生の家にも

同じように花びらが小さい

白花のゲンカイツツジが咲くという。

多分、同じ木からの種なので

同じ形質の花が

咲くのだと思う。

ゲンカイツツジの白花と言うよりも、違う種類のツツジのように見える。

Dsc_58911どうです

上の画像の白花と比べると

かなり花が小さいことが

わかりますでしょうか。

花びらがとても小さいのです。

オシベやメシベは同じ長さなので

花よりも

ツンと長く見えるでしょう。

花としては

みすぼらしい感じもするのですが

こんな変わり者ばかりを集めているマニアもいるので

欲しがる人もいるのですよ。

我が家ではもちろん1鉢だけですから

この鉢も大事に育てています。

花は今が最盛期です。

我が家の庭ではヤマトレンギョウなども咲きだしていますが

今はいちばんゲンカイツツジが目立ちます。

Dsc_58931

























撮影は2017年3月28日と25日 我が家で栽培しているゲンカイツツジ。











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