正体不明のバラの顛末   カカヤンバラ

Dsc_0972_4左の画像が

カカヤンバラである。

これは私が石垣島で撮影したもの。

朝日新聞社発行の

「植物の世界」5号の198ページに

掲載されたものである。

私は石垣島で

このカカヤンバラを何度も撮影しているので

我が家の正体不明のバラは

カカヤンバラに似ているけれど

カカヤンバラではないと断言した。







原種は中国あたりにありそうな気がして、手持ちの文献に当たった。

中国高等植物図鑑の第2巻254ページで Rosa bracteata に行き着いた。

これに相違ないと確信した私は、学名でインターネット検索にかけてみた。

そしたら、画像やイラストなどの他、分布状況など様々なことがわかってきた。

著作権の問題があるので、ここではそれらを紹介できないのが残念である。

Dsc_0967台風7号の影響で

あまりにも風が強く

きょうは件の鉢植えは

家の中に避難させている。

原種は中国の湖南、浙江、福建省などに

自生しているものと判明したが

最も異なっている点が

雌しべの赤い部分である。

これに関しては

園芸種を調べなければ、と

学名のRosa bracteata と打っていて

ふと気が付いた。

学名のRosaとはバラの仲間と言う意味で

種小名のbracteataとは、苞葉があるという意味である。

本種の特徴をよく言い表している。

口に出してロサ・ブラクテアータ、ロサ・ブラクテアータと繰り返してみる。

アレレッ、Rosa bracteata ってカカヤンバラの学名じゃない。

と気が付いて、思わず苦笑いである。アハハ

で、園芸種を調べてゆくとハイブリッド・ブラクテアータ系統というものがある

と言うことがわかった。

カカヤンバラを親に作出された園芸種のことである。

Dsc_0965我が家の正体不明のバラは

このハイブリッド・ブラクテアータ系統の

バラだったのである。

バラ苗の専門店、岩崎園芸のカタログで

雌しべの赤いこのバラには

「八重山乙女」という名前が付いていた。

これで一件落着である。

ヤレヤレ






hal-coさんからもメールで

中間報告として友人の方も

カカヤンバラで良いのでは、と言っていると

連絡いただきました。富山中央植物園のO様、ご足労をお掛けしました。

これで私もスッキリとしました。ありがとうございました。

我が家のこの鉢には、しっかりと「八重山乙女」というラベルを付けておきます。



コメント

正体が判明してよかった。
カカヤンバラが親である,作出された園芸種なのですね。

いずれにしろ,白い花弁の質といい,赤い雌しべといい,魅力的なバラです。

hal-coさん こんにちは。
お蔭様で種名が判明しました。
ありがとうございました。

そう言えばこのバラを貰った時に
これがカカヤンバラだと思うけど、と言った後に
「八重山乙女」という名前も聞いたような
ずいぶん前のことだったので
すっかり忘れていました。

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