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2017年8月 4日 (金)

オオキツネノカミソリ

Dsc_00111季節が巡れば

こちらが忘れていても

花たちは間違いなく咲きだす。

ムジナノカミソリと呼ばれる花と

オオキツネノカミソリとの違いが知りたくて

各地のものを調べ

栽培もしてみて

その違いを究明したかったのだが

最終的な手段の

DNAの解析によっても

その違いを証明することはできなかった。

画像のキツネノカミソリは

高知県の牧野富太郎の生家がある地域の

オオキツネノカミソリである。

今頃の季節になると、間違いなく咲きだす。

花被片より雄蕊や雌蕊は明らかに長く(オシベやメシベが花びらより長く飛び出すということ)

典型的なオオキツネノカミソリの特徴を備えている。

Dsc_00121一方、こちらは

長崎県対馬産のオオキツネノカミソリ

ムジナノカミソリと呼ばれているもの。

自生地の対馬でも

8月になると咲きだすが

当地(愛知県)で栽培しても

8月になると咲きだす。

高知県産のオオキツネノカミソリは

7月中~下旬から咲きだす。

花被片の長さに対して

雄蕊や雌蕊の長さは

高知県産のものと比べると

長く飛び出すものの

パッと見てわかるほど特徴的ではない。

だがDNAを調べてみると、どちらも全く同じデータしか得られないのである。

長崎県対馬産のものは、いろんな場所で、葉の幅の広いものや

極端に葉の幅が細いものなど、数か所のものを調べたのだが

結果はいずれも同じだった。

これだと長崎県対馬産のものは、すべてオオキツネノカミソリということになる。

ただ、長崎県の長崎半島の先端、野母崎付近に自生するムジナノカミソリと

呼ばれているものは、花期が大幅に遅く、9月下旬から10月はじめになって

花を咲かせるものがある。

これも何ヵ所かのものを我が家で栽培しているが、花期は1ヶ月近くも遅く開花する。

だが、DNAの解析ではオオキツネノカミソリとの違いが出ないのである。

こうなると花期の違いやオシベやメシベの長さに違いはあるものの

現状では、いずれのものもオオキツネノカミソリということになる。

宮崎県の霧島産のものは、DNAにわずかな違いがあるものが認められ

今年は現地に、その調査に行きたいと思っているのだが

さてさて、行くことができるか、調べたいものは山ほどあり、撮影したいものも

色々と目白押しで、体がいくつか欲しいこの頃である。




最初の画像は高知県佐川町産で、この花は第二弾に咲いたもの。

2番目の画像は長崎県対馬産で、今やっと咲きだしてきたものである。

撮影は2017年8月4日 我が家の庭で


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コメント

私は10日ほど前に、
塩塚峰へ行く途中、キツネノカミソリをみました。
去年は、同じところで見なかったのです。
ちょっとうれしいです( ◠‿◠ ) 🎶

DNA鑑定って、単純に「万能」って思ってる私、
よくは分かってないものだから、
みんな同じって云われたら、
ちょっとムッとしちゃいますね~(怒)

リサ・ママさん おはようございます。

DNAの結果を見る限り、これらのものはすべて同じもの
ということになります。
今までは人間側が勝手に、花期が遅いとか、花被片の幅が
違うとか、etcによって区別していただけで、区別する必要のないもの、
と言うのがDNA側からのお知らせなのです。
DNAの結果がすべて、という訳ではないのですが
現状ではそれに従うのが妥当という考え方なのです。

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