2017年10月15日 (日)

夏の名残り  ハイビスカス

Dsc_10351夏の名残りか

30度を超すような真夏日から

一転して

急激に肌寒さが続く日がやって来た。

ここ数日続く雨の中で

それでも大輪のハイビスカスは

咲き続く。

毎日、毎日、何輪もの

花が咲き続いている。

左画像は我が家でいちばん大輪の

オレンジ色のハイビスカス。

今が最盛期のようである。

冷たい雨に濡れながらも

たった1日だけの命の花を咲かせている。

画像の枝は、重みのせいか左に倒れてしまった枝である。

直立している数本の枝にも、派手な色合いで咲いている。

Dsc_09411昨年の冬に

沖縄から1枝もらって来て

挿し木で育てた

白い色のハイビスカスも

今では2メートルほどに育って

きょうは10数輪も

花を咲かせている。

雨の中、外に出るのが億劫で

家の中から

窓ガラス越しに花の数を

数えている。

この白いハイビスカスも

生長しすぎなので

もうすぐ家の中に入れることを考えて、

先端の50センチほどをカットするつもりなのだが

次から次へとつぼみが出てくるので、いまだに切れないままなのだが、今月末頃には

家の中に取り込むつもりである。

越冬のために、今年は家の中に取り込むハイビスカスの種類も鉢数も

かなり多くなりそうだ。






画像はきょう2017年10月15日撮影。白花は10月10日撮影したもの。


2017年10月12日 (木)

秋咲きシクラメン   Cyclamen hederifolium

Dsc_09741我が家で稔った種子を蒔いて育てた

秋咲きのシクラメンである。

数あるシクラメンの中の

原種のひとつである。

この球根は

種子から育てた3代目あたりだと思う。

種子が稔るたびに種まきしていたので

もう何代目なのか

正確には覚えていないのだが

季節がくると

間違いなく咲きだす。

肥料は一切施すことなく

水がスーッと抜けるような

粗めの砂利で育てている。そのせいか花は自生地のヨーロッパで見るものより

随分と花が小さいような気がする。

球根からつぼみが次から次へと立ってきて、かなりの数の花を咲かせる。

花の頃には葉がなく、花が終わる頃に葉が伸びだしてくる。

この球根の元は、イタリアの山道に転がり出ていた、たった1個の球根である。

拾って日本に持ち帰った頃は、秋咲きのシクラメンとは思っていなかった。

シクラメンの球根らしいと思って拾ってきたのだが、その時は球根に葉も根も

ついていなかったのである。

Photoその時の球根が

多分翌年に咲いた時のものだと思うのだが

それが左の画像である。

古いガラケー時代のカメラでの撮影だが

撮影年月日を調べたら

2009年10月14日だった。

この時からずっと

何世代にもわたり

我が家でずっと咲き続いている。

考えて見れば

じつに18年も咲いていることになる。

ビックリするのは

最初に拾ってきた左画像の球根が

今も生きていて、今年も花を咲かせていることである。

シクラメンは別名をブタノマンジュウとも言う。

球根がかなり大きくなるからである。記録によれば赤ちゃんの頭くらいの大きさのものも

稀にはあるらしい。

いま、ふと思い立ってプランターの中の元の球根の直径を測って来た。

直径は9センチもあった。

シクラメン・ヘデリフォリウムとしては、かなりの大物である。あはは

平べったくなった真ん中から、花茎が束のように立ち上がり

こちらも2輪ほどが咲きだし、その下にはこぼれ種から育ったものも

花茎を立ち上げていた。自生地では時に大群落となるが

それも納得できる。






撮影は2017年10月11日 我が家の鉢植えと、昔に撮った古い画像である。

2017年10月10日 (火)

ハマトラノオ

Dsc_09341限られた狭い庭なので

なかなか思うように育てられない。

肥料を与えると

大きくなりすぎるし

日当たりの悪い場所や

他の植物の陰になると

どうしても徒長しすぎてしまう。

海岸の岩場で見られるような

ガッシリとしたコンパクトな姿になるよう

太陽をガンガンに当てて育てたいのだが

過密気味の我が庭では

それはどうも無理のようである。

こうして咲いてくれただけでも

良しとしなければ。

かなり増えたが、これ以上増やすわけにはいかない。

画像の他に、プランターひとつに溢れている。

撮影は2017年10月9日 我が家の小さな鉢植えの株。

2017年10月 9日 (月)

ハマベノギク

Dsc_0918日本海側の海岸の砂浜に

這うようにして育つ野菊だが

種子を蒔いて育てた我が家のものは

もう10年以上にわたって

自然繁殖を繰り返している。

咲いた株は枯れてしまうのだが

たくさんできる種子が勝手に飛んで

どこかの鉢から必ず芽を出す。

増えすぎても困るので

せっせと間引いてはいるのだが

困ったことに

花の最盛期になると

庭中がこのハマベノギクでいっぱいになる。

こんなにたくさん残したつもりはないのだが、思わず笑ってしまう。

花は8月頃からぽつぽつと咲きだすのだが

10月の最盛期になると、本当に庭中がこの花であふれる。

Dsc_0917こんな感じに

あちこちが花だらけ。

これは庭のほんの一角。

横に伸びる枝を

どんどんと広げてゆくので

たった1本でもそれなりの迫力がある。

1輪の花は大きく

可愛いので

ついつい甘やかしてしまうのが

いけないのだと

それは充分自覚している。

だが

花の最盛期を見ると

まぁいいか、と思ってしまうのだ。

来年咲くロゼットが、もうあちこちで大きくなっているのだが

このロゼットはハマベノギクなのか、それともソナレノギクなのか、わからなくなってきた。

株がかなりガッシリとしているので、いつの間にかすべてソナレノギクに置き換わっている

可能性は、案外高いかもしれない。

Dsc_09281これが来年咲くロゼット。

右下に見える2株も

ハマベノギクのロゼット。

葉はかなり厚いので

ソナレノギクの可能性は大である。

分布からすれば

ソナレノギクの方が範囲は狭く

ずっと貴重品ではあるのだが。












撮影は2017年10月9日 我が家の庭で。いずれも勝手に生えてきたもの。


2017年10月 5日 (木)

マングローブの根元

Dsc_08591マングローブの花は終わったが

その木の根元である。

結構な樹齢だから

水につかる部分は

すでに板根化している。

この木の根元に着生しているのは

ヤエヤマオオタニワタリである。

家で栽培しているものの胞子が飛んで

いつの間にか大きくなったものである。

20年以上栽培を続けていると

こんなことも起こるのである。

水の中にはびこっているのは

デンジソウ。

これもヤエヤマオオタニワタリと同様なシダの仲間である。

水面がさびしいので少し植え込んだら

あっという間に水面を覆った。

こちらは冬には枯れてなくなるが、春先になるとどっと芽生えてくる。






撮影は2017年10月5日 マングローブの大きな鉢の下の部分である。

2017年9月18日 (月)

マングローブが咲いた

Dsc_05511我が家で栽培しているのは

メヒルギである。

マングローブは木でありながら

年輪がない。

しかし、樹齢は25年ほどになる。

というのは

種子から自分で育てたからである。

メヒルギの種子は

胎生種子と言って

樹上で熟し

スポッと抜け落ちて

海水の流れによって

分布を広げる。

海の中に生える木なのである。

マングローブという呼び名は、海の中に生える樹木の総称名で

日本にはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギなどがある。

熱帯や亜熱帯が分布の本拠地で、メヒルギは最も北にまで分布を広げたマングローブの

ひとつである。

とはいえ、日本での分布の北限地は鹿児島県の喜入町である。

植栽では静岡県の伊豆半島で育った記録がある。

Dsc_05571日本では主に沖縄県で

なかでも西表島などの

南西諸島でよく目にする

少し変わった樹木である。

我が家の種子も

西表島産である。

最初の頃は律義に

汽水を汲んできては入れていた。

だが、ある程度木が育ってくると

毎日汽水を汲んできて入れるのは

面倒になって来た。

大きなバケツで汽水を海辺から運んで

マンションの屋上にある

わが庭園まで運ぶのが億劫になって来たのである。

でも、10年間くらいは汽水を汲み上げていた。

苗がまだ小さい時は、容器も小さかったので、冬になると家の中に持ち込むのも

さして大変なことではなかった。

だが、メヒルギは木である。成長は遅いものの、それでも大きく育っていった。

数年前からは直径が45センチほどの大きな鉢に植え替えた。

こうなると重くて家の中には持ち込めない。仕方ないので、枯れることを覚悟で

陽当たりの良いベランダに置くことにした。

何年か花が咲かなくなっていたので、植え替えた時に少し肥料も入れた。

そしたら今年、久しぶりにつぼみがたくさん着いた。

小さなつぼみは2ヶ月ほどかけて、やっと咲いてくれたのである。

昨夜の台風18号の暴風雨にも負けず、つぼみはだいぶ吹き飛んだけれど

それでも今朝の台風一過の青空の中、花はわずかだが咲いている。

鉢植えなので、木の高さは2メートルほどに制限し、成長点はカットしている。

花は咲くが、たった1本なので受粉ができず、ブーメランのような胎生種子は

当然のことながらできない。







撮影は2017年9月18日 我が家のベランダで。

2017年9月16日 (土)

ムジナノカミソリ  Lycoris sanguinea var. koreana

Dsc_05481ムジナノカミソリについて

もう7年ほどをかけて

その実態を追い続けているのだが

まったく行き詰った状態である。

そんな中で

今年もまたムジナノカミソリの自生と

思われている写真の株が

昨日から咲きはじめた。

この球根は長崎県在住の友人に頼んで

自生地から掘って送ってもらったものである。

DNAを調べるためと

栽培して、他のものとの比較のためである。

2013年の事である。

ことの成り行きはさらにさかのぼって、2011年に長崎県の植物園から、

ムジナノカミソリと言われている球根を、調査のために送ってもらったことにはじまる。

最新の環境省のレッドデータブックでは、ムジナノカミソリは野生絶滅。唯一長崎県に

〇印がある。これは栽培下で生きている、という意味である。

その元となったものに興味があり、色々と調べてみようという気になったのである。

Dsc_05501その栽培されていたものが

左画像である。

台風18号が日本列島を

もろに縦断しそうな気配なので

昨日家の中に避難させて

今朝、撮影したものである。

だが、オオキツネノカミソリと

花期は大幅に違うものの

DNAによる違いは

出なかったのである。

今年の8月4日の当ブログ

オオキツネノカミソリを参照してみてください。

細かな点では、雄蕊と雌蕊の長さが

花被片より長く飛び出すものの、オオキツネノカミソリよりは、やや短いかな、

とは感じているのだが、両種の違いの決定打とはならない気がする。

いろいろな場所のものを比較すると、葉の幅や花被片の幅や長さ、色の濃淡など

違いは色々と見えてくるのだが、いずれも同定の決定打にはならず、個体の変異の幅に

収まってしまう気がするのである。

花期は1ヶ月近くも違うのが、大きな違いとは言えるのだが、肝心のDNAが同じでは

これとて変異の幅の範疇なのかも知れない。

そんなこんなで、いまだに解決できないままである。

撮影は2017年9月16日 我が家で栽培中のムジナノカミソリと呼ばれている長崎県産のもの。

2017年9月13日 (水)

ミミカキグサ

Dsc_05291プランターで作っている

我が家の湿地で

ミミカキグサが勢力を伸ばしている。

何にまぎれてきたのか不明だが

数年前にミミカキグサが突如として現れ

どんどんと陣地を広げている。

左画像はきょうの撮影だが

ミミカキグサの花期は長く

数ヶ月にわたって咲き続く。

最初発生したのは

いちばん右端にあったプランターからなのだが

今は三つ並んだプランターの

すべてから花が林立している状態。

と言っても花茎は10センチに満たないほどの

小さなもので、花はその先端に咲く。

花が終わるとオレンジ色の萼片が膨らむが、その形が耳かきに似ているので

ミミカキグサという名前が付いた。

湿地に生える食虫植物である。

Dsc_04441少し引いたこの画像だと

オレンジ色の耳かき状の

萼片も良くわかると思う。

田んぼの土だけ入れて

何年もほったらかしにしておくと

面白いほど色々なものが出てくる。

ミミカキグサの足元にある

緑色のまるい葉は

キカシグサである。

良く見ると

葉腋に小さな小さな花を咲かせている。

2ミリに満たないような

小さな花だから

虫メガネでもないと、咲いていることにさえ気がつかないかも知れない。

だが、よくよく見れば淡紅色の花弁がちゃんとある。

Dsc_05301ほら、これなら小さなピンクの花びらが

4枚あるのがわかるでしょ。

こんな風に

毎日覗くのが楽しみになるのですよ。

あまりに増えすぎる

ミソハギなどは

かなり抜き去ってコントロールしますが

他の場所からタネが飛んで

この小さに湿地で芽生えるものも

たくさんあります。

アカバナなども大きく茂るので

残すのは1本か2本

なるべく目立たないような

小さなものをもっぱら優遇しています。

池ではなく湿地なので、水は浅く、毎日水やりしないと

すぐに干上がってしまいます。

さてさて、小さなミミカキグサですが、水中にあるその葉は

花に気がつく人でも見たことがない人も多いと思います。

長さが6ミリほどの葉を、意外とビッシリとつけています。

下の画像が、ミミカキグサの葉です。

Dsc_05371


























撮影は2017年9月13日 我が家のプランターで作った湿地で。

2017年9月10日 (日)

コヒガンバナ  Lycoris radiata var.pumila

Dsc_05141画像のコヒガンバナは

今朝、2017年9月10日の撮影である。

私が種子を蒔いて育てたものである。

今年は植え替えたせいか

それとも、すべての植物の花期が

例年より遅れているせいか

いつもの年より開花が遅い。

例年なら8月から咲きだすのだが

今年は今が最盛期である。

断っておくが、これはヒガンバナではない。

9月末のお彼岸の頃になると

いっせいに咲き出すヒガンバナに良く似ているが

全くの別物である。

ヒガンバナがもう咲きだした、などとマスコミが間違えて報じるのは、

ほとんどすべてがこのコヒガンバナである。

日本ではまだコヒガンバナ自体が良く理解されていないようである。

水田の畔や土手などを真っ赤に染めて咲くヒガンバナは、秋の風物詩。

誰もがその名前を知っている代表的な秋の花である。

日本には1000以上の地方名があることからも、いかに親しまれてきたかがわかる。

だが、稔性のあるコヒガンバナが日本に導入されたのは、比較的最近の事でもあり

まだその実態をほとんどの人が知らない。

Dsc_05181日本に昔からあるヒガンバナは

三倍体で種子ができない。

正確には、ほんのわずかの稔性があり

種子ができ、ごくごくわずかだが

発芽もすることが調べられている。

ところが画像のコヒガンバナは

二倍体で種子ができるのである。

だから私は種子を蒔いて育て

毎年花が咲くようになったのである。

ヒガンバナとコヒガンバナの違いで

最も顕著なのは花期である。

コヒガンバナは8月に咲きだし

遅くとも9月の中旬頃には終わってしまう。

ヒガンバナは、その名のように彼岸の頃、

9月の下旬の頃に花盛りとなる。

花期が1ヶ月から半月ほど、コヒガンバナの方が早いのである。

だから今頃花盛りになっている画像のような花を見かけたら

それはヒガンバナではなく、コヒガンバナである可能性が極めて高い。

詳しい違いは染色体によるが、いずれ見分け方や来歴なども

述べてみようかと思っている。





早いのは8月下旬から咲きだしたが、今が花盛りのコヒガンバナ。

撮影は2017年9月10日 我が家の鉢植え。球根を植え替えたら5鉢に増えてしまった。

2017年9月 4日 (月)

ミズスギナ   Rotala hippuris

Dsc_04551_2滅多に見ることができなくなってしまった

貴重な水草である。

我が家で栽培しているものは

2001年に宮崎県で撮影した時に

花のクローズアップ用に採取した

たった1本から増えたものである。

ミズスギナとは

まさに言いえて妙な名前である。

この水草は環境汚染に極めて弱い。

とりわけ水質の汚濁には敏感で

自生地の沼やため池の水が濁ったりすると

たちまちのうちに消えてしまう。

わずかに残っていた宮崎県のため池でも

その後は消えてしまったようである。

現在、自生が確認されているのは、群馬県、三重県、福岡県の3県だけである。

かつて自生し、標本も残されている千葉県、愛知県、佐賀県、長崎県、宮崎県では

すでに絶滅してしまったらしい。

いったん絶えてしまうと、復元は極めて難しい水草のようである。

環境省のレッドデータブックでは、絶滅寸前の絶滅危惧ⅠA類(CR)にランクされている。

Dsc_04531花は白から淡紅色で

葉の付け根に咲く。

花の直径は2ミリほどの

極めて小さいもので

花弁は4つに裂ける合弁花である。

我が家のものは淡紅色

特別な手入れをしているわけではなく

水が減れば、新しい水を追加しているだけで

結構丈夫に育っている。

水中葉と気中葉では葉の形が異なるが

透明な水中では

なかなか美しい水中葉が見られるので

ミズスギナだけの鉢を作ろうか、とも考えている。

画像はすべて抽水状態の気中葉である。

我が家ではコウホネやヒツジグサ、ヒルムシロなどと一緒の

比較的大きな水鉢で育てている。






撮影は2017年9月2日 我が家の水草鉢のひとつで。



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